壊れた脳 生存する知
2008-04-05

すずめが一輪ずつついばんでは、くるくるおちてくるさくらとは別に
風にふかれるたびに、花びらが舞い始めました。
ぽんぽこ山は明日もお天気ですが、お花見も明日がピークかな。
タイトルの「壊れた脳 生存する知」は、ドラマでもごらんになった方がおられるかもしれません。
壊れた脳 生存する知 山田規畝子(やまだ きくこ)オフィシャルサイト
数度にわたる脳出血と脳梗塞によって、高次脳機能障害になった女性整形外科医です。
現在はリハビリによって、福祉施設長として復帰されていますし
高次脳機能障害のリハリを扱う書籍の執筆や講演を行っておられます。
脳が病気や外傷でダメージをうけたとき、その後遺症としてあらわれる症状は
とても多様です。
記憶ができない、数字や文字を理解することができない、服を着ると言うことができない
性格がかわってしまう、物をまともに見ることができないなど
生活をするのにも大変苦労することになります。
周りの人たちにとっても、形に見える障害ではないために
実際に生活にも支障をきたすような変化に戸惑いますし
病気だという認識があったとしても、わざとできない振りをしているのではないかと
思うしかないほど理解されにくい障害になります。
肉親や身近な人間だからこそ、その行動や変化にいらだったり
しかりつけたり、とがめたりします。
そうすると、ますます患者は孤立します。
そして何より高次脳機能障害が辛い部分は、知能の低下がひどくはないため
できなくなった自分、おかしな行動をする自分を理解していますし
そんな行動によって戸惑い、いらだつ周りの人たちのこともわかることです。
山田さんも書いておられますが、それが辛いのです。
なぜこの本を取り上げたかというと、私が自分の理解力や性格、そして眼科では
理解されなかった見るということの異常などを体験して
自分自身に変化が起こっていると気がついたとき
病気から脳に病変がおこりそこから信じられないような自分の変化が
起こっているのだと理解できたからです。
とても軽い症状ですが(本人がそう考えているだけで
連れ合いなどはとても不安な顔をするときがあるので
もしかしたら、ひどのかもしれません 爆!!)
実際に自分で戸惑うことが多いのです。
高次脳機能障害という後遺症を、私は知人の交通事故関連で
相当早い時点でその名前を知っていましたし
若い患者さんたちの家族会なども知る機会を持っていました。
事故などでなった状態でも、保険会社のみならず、家族や医療関係者も
その信じられない状態が、脳からのものであるとなかなか認めてはくれないということも
よく耳にしました。
手足を折ったとか血をながしているということではないため
目に見えないその障害を理解してもらうこと自体がとても難しいです。
山田さんは高次脳機能障害のリハビリを試行錯誤することで
この障害のリハビリを書籍にまとめておられますし、私も毎日のなかで参考にしています。
「回復への過程は2年すぎてもなお続く」
この言葉によって、リハビリに上限をつけて患者から大切な医療を取り上げようとする
厚労省がどれほど病気や患者をまったく見ていないか
深い考えなどまったくなく、やり方や結果について十分考えなどしていないということを
よく理解できます。
少しずつですが、私自身である脳と私の心について、ぼちぼち考えたり
していきたいと思います。
病気からくる慢性の疼痛や辛い身体の症状などはおもしろくもないし
つきあいたくもないのですが、この自分自身の脳で起こっていることは
とても興味深くて、こうして考えたり、キーボードを打つこともリハかしらと
ブログでとりあげていくことにしました。
記憶ができない、物が普通に見えない、数字や文字を理解することができない
感情をコントロールできない、そういった障害ということだけではなく
心と脳のことや、興味があるあれこれを考えていきたいと思います。
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