ぽんのあれこれぶろぐ

医療や福祉、お散歩写真や料理など、あれこれを取り上げています。               

雨あがる

夕暮れに飛行機が飛ぶ


夕暮れの中を飛行機が雲を引いて飛んでいます。
この家に引っ越して一番よかったのが、空を眺めることができることかなあ。
玄関もベランダもその場所から空が広がっているのを眺めることができます。
ヘリや飛行機が好きなので、ジェット機だけでなく小型機の姿も確認できることや
雲やお日様の様子、朝焼けから夕焼けと空を眺めることができることで
とてもリラックスできて、それが身体にも良かったかなと思います。

救急の医療の崩壊や、医療訴訟、医師のドロップアウトとニュースが流れます。
患者や家族を取り囲む環境はとても厳し感じがします。
しかし、その情報がほんとうに現場の状態を知っている
そして丹念に取材と検証を重ねたものかどうか、患者として考えてしまいます。

厚労省(その後ろには予算を数字だけで締めようとしている財務省)の対応や
関わる関連産業の思惑やいろいろなものに誘導されたものではと思う物が
多いと感じますが、皆さんはいかがですか。

ほんとうに取り上げるべき、医療をどうやって守るかなどが置き去りで
患者も医療関係者もそれぞれが切り離されて、孤立してしまっている
そう感じています。
そして断裂させているのが、部分的にセンセーショナルに取り上げられる
報道だと思うんです。

医師の不足についても、数は足りているが配置されている場所が偏っているという
厚労省のまったく検証もされないままの考えが、どれほど違うかは
主治医を失っている多くの患者にははっきりしています。

そして、受け入れられるのに受け入れ拒否という報道ですが、本当でしょうか。
緊急の患者を受け入れたいと思っても
実際にその体制では事故を起こしてしまうという状態では、どうやって
受け入れろと言うのでしょうか。

ほんとうは受け入れできないという状態なのに、センセーショナルに
いかにも、医師や医療関係者のサボタージュ
(仕事に従事しながら、仕事を停滞させたり能率を低下させたりして
企業主などに損害を与えて賃金などの紛争の解決を迫ること。
怠業、怠けるという意味)のような報道には首をかしげる前に
現場を検証もしない報道自体に不信感を持ちます。

私はもちろんよりよい物に、そして継続して誰もが保険を持ち医療を受けられる
環境を守るための改革は必要だと思っていますが
医療を巨大市場としてよだれをたらしながら、医療改革を旗印に割り込む民間保険のトップや
まったく現在の状態を調べもせずにでたらめな数字を並べて
(厚労省も毎回追求されるたびに認めていますが、自分たちを正当化するための虚偽の数字です)
数字だけの削減をしようとしている厚労省などが
現在の混乱を招いていると思っています。

もちろん、そういったひどい現場の情報をどうして患者などにもっと早く
伝えることができなかったのかと
残念でならない思いが医療現場で働く人たちへもあります。
聖職であるような感覚と、黙々と働くことが当然という空気があったのではないかとも思います。

患者や家族もまた、夜間なら、早朝なら人が少ないからとわざとコンビニ診療をする
飲みもしないのにもらった薬をそのまま捨ててしまう
使えるものは必要なくても使わないと損だというような行動や
救急車を通院の足に使うなどの行動が
結果的に自分たちから大切な、皆保険制度や誰もが保険で治療を受けられる
ということを破壊してしまうと思います。

自分の安易な行動から、もしかしたら受診がわりにつかった救急車を使えないために
命を落とした患者がいるとしたら
そういったことを実際にみる医療に関わる人たちの落胆は
結果的に仕事への失望につながっていくのではないでしょうか。

自分自身、そして連れ合いの症状が進行して行く中で
海外の患者さんのことなども知る機会がありましたが
そのなかで、こうして保険をつかって医療を受けること、地域によって差がありますが
専門医の受診をお金などを工面してでも、なんとかできることなどが
どれくらい恵まれているかを実感しました。

アメリカが良く引き合いに出されますが、実際に自分が高い保険料をかけている
保険会社によって、診察を受けることができる病院が限られますし
保険に加入できなければ、診療をあきらめることになります。
目の前の病院で保険の種類を確認されて、門前払いになるということです。
誰もが民間の高額の医療保険に加入できるでしょうか。

身体を悪くしたとき、そしてそれらの理由からリストラをされたとき
その保険を続けていけるでしょうか。
財政を締めようとしている厚労省が、新しい治療を保険に組み込んでくれるでしょうか。
再生医療や分子レベルの研究が進んで、治療法がどれほど良くなっていっても
保険外になって、自分がかけている掛け金の民間の保険では、受けることができないという
状態が、当然のことだと思われますか?

社保庁を取り上げるまでもありませんが、厚労省や政府の対応
現在の医療の報道について、私たちはもっと情報を集め、実際にどうなのか
そして自分が医療をまともに受けるためにはどうすことが必要かを
今、考えなければ何もかも失ってしまうという危機感をもつことが必要だと思います。

ほんとうに、骨を削って血を流してという状態でも地域の医療を守ろうとしている
医療に関わる人たちを、私たち患者や家族が支えることが今こそ必要だと思います。

高齢者の方の新しい包括医療というものは、一人についてこれだけという上限をつけた医療しか
受けられないということです。
たとえ、全身の状態を検査しなければならないとしても、上限まで使っていたら
それ以降は医療機関の負担か、自分で自己負担ということになります。

現在でも金銭的な負担がある医療機関にどこまでそれができるでしょうか。
目の前に医療を必要としている患者がいても、必要としている検査や治療があっても
それをすることができないということになります。
患者もどこまで自己負担で医療を受けることができるでしょうか。

難病というまでもなく、医療関係者と患者と家族がタッグを組まなければ
病気とうまくつきあうことなど難しいのですし、患者が良い医療を受けたいと思うのなら
そのための行動が必要だと思います。

自分の身体の状態から更新も滞っているウェブサイトを縮小して行きますが
これからも医療と福祉について、取り上げていこうと思っています。

私自身が医療現場で立ち直ることが難しい状態になった時期があります。
それを精神的に支えてもらって、医療を受けることを継続できたのは
患者や家族のために踏ん張っている、医療者の方を知る機会があったからですし
多くの患者さんや、そのご家族、医師や看護師、医療関連企業の人たちとの出会いが
あったからです。

ブログ自体をまとめて、一つにしていこうと思っています。
ぽんの考えるぶろぐ
こちらに取り込んで、皆さんといろんなお話をできたらと思っています。
ぼちぼちしかできませんが、どうぞ、これからもおつきあいください。

コメント

長文です、ぽんさん。

もう大昔の話になりますが、日本の病院で働いてたときはいつもスタッフ人数ぎりぎりで。ちょっと具合悪い、微熱ある位じゃ休めませんでした。特に、某病院(200床)の外来夜勤はナース一人、ドクター一人で。救急患者さん診て、さらにもう一人待たせて、その合間にまた救急の電話が鳴って。断ったことも何回もあります。で、断ると、翌日上から怒られるんですよね。これこれこういう事情で、それは無理だ!と抗議しましたが。救急車でたらいまわし、とかニュースで聞くと、胸が痛くなります。
救急車をタクシー代わりに使う姿もよく見かけました。実際、外来を覗いて、待ちそうだから救急車で再来、とか。そういう姿を見ると、ひょっとして、救急車使用、無料じゃないほうがいいんじゃないか、とか頭を掠めたこともありました。
今の保険制度、失ってはいけないものですよね。今のアメリカの保険制度、ひどいです。お金持ちであるほど、もしくはいい会社に勤めているほどいい医療が受けられて。現在私も、病院から保険をもらってますが、もし何かの理由でやめたら、保険がなくなり。継続するには高いお金を支払わねばならず。保険無しになって、家族全員医療が受けられなくなります。薬も、保険無しでは高い薬ばかりだし。
この患者さんに、この検査をしたい!と思っても、その患者さんの持っている保険では無理だったり。保険会社も、お金を出したくないのであれこれ理由をつけてだめだしをしたり、もありますし。
もっと書きたいことがあるのだけれど、長くなりました(汗)。とにかく、今の保険制度を守ってほしい!そして、国民全員が医療を受けられる国がどんなに数少ないかを、それがどんなに恵まれてることかが伝わりますように。

ありがとう

たいにーさん、コメント、ほんとうにありがとう。
私は患者として、家族としてのスタンスで書いていますから
こうしたコメントいただけると、ほんとうにうれしいです。

実際に医療に関わる現場の皆さんの気持ちは
患者に直接伝わっているとは思えません。
『医師は戦わない。ただ、黙って立ち去るのみ!』これでは、私たちは大切な医師や医療のプロたちを
そして、福祉のプロたちを失っていくだけになります。

何が問題なのか、何をどうしなければならないか
そして、私たち患者や家族ができることがなにか
それを自分の問題として考えていきたいと思っています。

これからも、たいにーさんのご都合よいとき
いろんなお話できたらと思います。

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