重度障碍のお年寄りにとって
2008-05-04

問題になっている長寿阻止医療制度のなかでも、私が危惧しているのが
重度障碍の高齢者の方のなかでも、診療報酬の入院基本料点数の特例をはずされた
脳卒中の後遺症患者の方(重い意識障害の方はのぞかれます)と認知症の方たちです。
75歳以降の方が入院したときに、90日を超えて入院していると
病院に払われる診療報酬の入院基本料点数が最大約2/3に減額されてしまいます。
つまり、90日を超えるというき、状態がどうであれ出してしまわないと病院は負担が増えます。
今までは重度障碍を負っている方は減額しないという特例がありました。
それをこの4月から、意識障害のない脳卒中の後遺症患者の方と認知症の患者さんは
特例から外されてしまいました。
現在の医療現場でも、重度障碍の方は入院の受け入れ先を探すことが難しいということがあります。
そこに、診療報酬の問題があれば、脳卒中などで倒れて、また家で生活することも
ままならない状態であろうと受け皿なく家に戻ることになります。
もし、早期に退院させるというのなら、その人が使える福祉制度や在宅で生活できる環境について
病院や役所もふくめて、介護保険からなどの丁寧な説明や紹介などが大切になると思います。
そして、何より、必要な医療を安心して受けることができる環境がなければ
いつほおり出されるのかと不安でたまりません。
以前入院中に、退院する日が決まった一人暮しの高齢者の方が
介護保険も含めて、まったく制度などのことをご存じ無い状態で
使える福祉用具などについても知識がなく、言葉も不自由しておられて
どうやって在宅で暮らすのかと毎日泣いておられました。
病院の相談室の方に説明などをお願いしたのですが
通り一遍の説明では理解することは難しいでしょう。
役所などへの電話を私がかわりに取り次いだのですが
窓口まで来いの一点張りではどうしようもないですよね。
今回、政府は使えなくなるものなどない、今までと同じだと言い続けてきました。
しかし、実際には国保でうけられた人間ドックなどの助成や、関連施設の割引などが
まったく受けられない状態になっています。
なぜなら、入っている制度が違うからです。
自治体によって、それを補って助成をするところもありますが
どこもが対応するわけではありません。
制度についての説明の仕方が悪かったのではなく
制度自体が何がなんでも医療費を押させるためだけに、作られているから問題なのです。
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