銃後と戦前
九条の会・わかやま に毎日新聞 2005年12月27日 東京夕刊 特集WORLD の記事が掲載されています。
澤地久枝さんの記事ですが、ここに小泉改革という名前に踊らされて
現在の私たちの生活を脅かす、高齢者や障碍者、難病を持つ人やひとり親を
痛めつける政策を、認めてしまったあるいは同意してしまったことについて書かれています。
ここから引用
答えは明快だった。
確かに、有権者として、投票前に考えるべきことは山積していた。
憲法、自衛隊、福祉、年金……。
郵政民営化法案の参院での否決を理由にした衆院解散への疑問もあった。
しかし、解散・総選挙は強行され、小泉純一郎首相自身も「予想以上」という空前の勝利を収めた。
「大事なタイミングだったんですよ。
どこかで小泉さんに『あなたの政治の方向に賛成できません』と言わなければ
暴走するのは分かっていたのに。
マスコミ、特にテレビが果たした役割はとっても悪かったと思うんです。
大声で乱暴なことを言う人が勝ちで、その人が言っていることが真理になったのよ。
政治の根本が狂う時は、あらゆるものが劣化して腐っていく。
怒るべき時は怒るべき、正すべき時は正すべきです。
でも、みんなノーマルな反応をしない。
そこまで追い込まれたのかと思うと悔しいし、複雑です。
今年はできることをやったつもりだけど、この暮れにすがすがしく自分はいい答えを
手にしたとは言えないわ……それは残念です……」
やりきれなさのこもる深いため息が、その場を満たした。
引用終わり
私も「ぽんぽこ山掲示板」で何度も取り上げてきましたが
小泉、安部という首相が続いたことは改憲、弱者の切り捨てと流れが続いています。
以下引用 日経 4月27日
総務省は憲法改正の手続きを定めた国民投票制度の周知を図るPRに乗り出した。
2010年5月に国民投票法が施行されるが、現状では「国民に制度が浸透しているとはいいがたい」
(同省関係者)ため。
ただ、投票権年齢の18歳以上への引き下げなど制度上の未整備があるなか、野党を中心に
「先走り」との批判も強い。
「発議から投票」という国民投票の流れを周知するため、リーフレット約150万部を
全国の公共施設や各種団体に配布。
インターネット上にホームページも設置する。
国民投票の選挙権付与の条件は、同一地域での3カ月以上の居住などを条件とする
通常の選挙とは違う。
そのため、投票人名簿を新たに作成する必要があり、管理体制の構築も急ぐ。
以上引用終わり
もう、着々と総務省などは改憲へむけて仕事を進めています。
以下引用 日経 2月15日
成人年齢引き下げ、党内論議に着手・自民憲法審
自民党憲法審議会(中山太郎会長)は14日の総会で、民法で20歳以上と定める
成人年齢などの18歳以上への引き下げに向けた党内議論に着手した。
昨年 5月に成立した国民投票法(憲法改正手続き法)が原則18歳以上に投票権を与えたのに伴う措置。
憲法改正に限らず、国政にかかわる重要課題を問える
「一般的国民投票制度」のあり方も並行して検討する。
今後は週1回程度会合を開く予定。
以上引用終わり
これはあまり関係なさそうですが、若い世代に戦争の責任などの問題を
教育せずにきたことから、現在の10代を取り込んで、好き放題に憲法を改悪できるように
しようという思惑がはっきり現れています。
安倍首相の教育改革も、ただひたすら自分たちそして、国家というものに
都合よい盲目の民を作ることを目的にしていることを考えれば
すべての道は戦前、そして戦争へとつながっていると思えないでしょうか。
小泉、安部という無責任首相を選び続けた結果を、私たちにこれからどうするのか
選択を突きつけています。
憲法の改正案などを出している一部議員が言う
誤った平和主義、人権意識への戒めとは、いったいなんでしょうか。
第二次大戦の戦前に生きた人たちは、自分たちが荷担することになり
被害者にもなった戦争という御神輿を担いだとは思わなかったでしょう。
しかし、現在の無責任な歴代首相や、税金を湯水のように使って平気な議員や官僚
国民を切り捨ててなんとも思わないような国を作ろうとしている与党を
指示することがその先に何を意味しているのかを、足をふんばって考える時ではないでしょうか。
雰囲気だけで何かしてくれそうということや、マスコミのあおるだけの情報にのって
小泉首相にサインをもとめたり、嬌声をあげた人たちは、今の福祉や医療の改悪を
そして、弱者を切り捨てていく国の政策をどう考えているでしょうか。
一般的国民投票制度のあり方を考えるとは、国民の声がこれではいけないと
あがることをすら、認めないようにしよう、自分たちの都合よい土俵で好き放題するという
ことだと思っています。
住民投票などを軽視する制度を導入することが前提になっている制度の改正など
絶対認めることはできないと思います。
亡くなった岡部さんが最期まで、きっと胸が張り裂けるほど苛立ったのではないかと思う
憲法の改悪などについて、ここで必死になって考えていかないと
私たちは何もかも失うだけではなく、戦争などに荷担することになるのではないでしょうか。
安全も、最低限の生活などの命をささえる保証までも削るような政治で
国だけが残っていったい、何が残るでしょうか。
ぽんの考えるぶろぐ
戦前のコンテンツに思うことを書いています。
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