ぽんのあれこれぶろぐ

医療や福祉、お散歩写真や料理など、あれこれを取り上げています。               

パンをかみしめる

ドライフィグが入ったライ麦パン

少ししっとりしたドライフィグ(干したいちじく)を入れた、天然酵母のカンパーニュフィグです。
今回は生地の半分をそのまま何も入れずに黒こしょうをねりこんで
半分はフィグをいれて焼いてみました。
甘みが柔らかで、口当たりもよいイチジクだったので、これは成功かな。笑)))
ホームぺーカリーで生地を作れるので、お気楽にあれこれ作っています。

パンをつまんでいるときに、高裁判決がでた事件の加害者の父親という人が
テレビに出ていました。
その話を聞きながら
加害者の母親と、加害者自身と、犯罪被害者の母子の命を奪い
被害者家族に考えられないほどの辛苦をなめさせたという意識すらないことに
どういった感情を持てばいいのかわかりませんでした。

きっと、加害者が犯罪を犯した原因が
母親とともに暴力をこの父親から日常的に受け、依存していた母親が
自死したなどが原因になるいう裁判のなかで取り上げられた内容が
報道されたために、自分を正当化するために出てきたのでしょうが
それがかえって、はっきり今回の犯罪の原因が何だったかを、考えさせられました。

小さな子に暴力をふるったのはしつけだという言い方が
子供たちを毎日、毎日、極悪非道に虐待しつづけたあげくに、命をうばった
親たちとまったく同じだと思いました。

以前、ドメスティック・バイオレンスD.V(親密な関係の男女の間での暴力)の
被害者の方がお話をする講演があって、参加したことがあったのですが
日常的に暴力を受け続けて、しかもその原因はとても原因とは言えないものなのに
あくまでおまえが悪いのだということにされて
結局、逃げるなどの考えが浮かばないほどの状態にまでなってしまうことなどを
話しておられました。

加害者の母親が、なんとか息子をつれてこの父親から離れていたら
命を自ら絶つこともなかったかもしれませんし、この事件自体が起こらなかったかもしれません。
けれど、もしもは考えてもどうしようも無いことです。

ただ言えるのは、体中あざだらけで逃げてきた母親をみて
本人がどういおうが緊急に子供と一緒に保護するような仕組みがあったら
そう考えると残念でなりません。

毎回、DVや子供たちの虐待死が起こるたびに、児童相談所や警察の対応が非難され
また、次の犯罪が起こるということが続いています。
東京都の児童相談所のように、わざと金銭的負担がかかる契約制度をさせるために
障碍のある子供に暴力をふるう父親を、しつけだと調べもしないような犯罪ではないかと
思うようなひどい話が実際にあるのです。

なんとか、暴力にさらされる被害者を救えるような仕組みをつくることで
そこから起こってくる可能性がある犯罪から、周りの人たちも救うことになるのではないかなあ。

ちょうど、エンジェルス(1994) という映画を録画してあったので見ました。
母親を亡くして父親に親権を放棄するといわれた少年の話なんですが
球団の監督が、ほんとうの父親が良いだろうがと少年と友達を抱きしめるところで
血のつながりより、その子を守りなにもかもを愛してれる(溺愛ではなくね)
存在が必要なんだろうなあと思いました。

実際に、判決のなかでは家庭環境など考慮したとしてもということで
厳しい判決になりましたが、この父親を見たとき、その発言を聞いたとき
この男から母親と加害者の少年が離れていたら、とどこにも持って行けない怒りを覚えました。

柔らかな甘さのイチジクとライムギパンをかみしめたのに
なんだか、にがい味がしました。

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